金沢市議会 2006-12-18 12月18日-03号
ところが、戦争が済みまして、昭和32年から犀川総合開発事業が始まりまして、その一環として昭和38年に市営の電気事業に許可がおりまして、そしてきょうに至っておるというのが現況であります。現在、犀川と内川の5カ所の発電所で、一般家庭に換算いたしますと約3万世帯の消費電力に相当いたします年間14万メガワットアワーの電力を発電しまして北陸電力に卸売をしておるということであります。
ところが、戦争が済みまして、昭和32年から犀川総合開発事業が始まりまして、その一環として昭和38年に市営の電気事業に許可がおりまして、そしてきょうに至っておるというのが現況であります。現在、犀川と内川の5カ所の発電所で、一般家庭に換算いたしますと約3万世帯の消費電力に相当いたします年間14万メガワットアワーの電力を発電しまして北陸電力に卸売をしておるということであります。
犀川総合開発事業の一環として、その必要性が唱えられている辰巳ダムの本体工事はいまだに着手されてはおりません。そして、昨年、洪水調節専用ダムと辰巳ダム新計画が公表されております。このダムは、洪水時以外は貯水されることはない新方式と言われているだけに、山ろくの緑景観との調和も考慮すべきと考えますが、いかがでしょうか。辰巳ダム完成までの具体的なスケジュールとあわせてお伺いをいたします。
まず、辰巳ダム建設の目的に挙げられている洪水対策では、犀川総合開発事業計画の中で、既に 100年確率の洪水対策として犀川ダムがつくられ、その後、浅野川の洪水を犀川へ分流させるために、浅野川放水路と内川ダムがつくられています。
次に、辰巳ダムの主な目的というのは治水というふうに言われておりますが、昭和47年に内川ダムを建設する際に、犀川総合開発事業計画というものが策定されました。この計画では 100年確率ということで、犀川ダム地点で基本高水量を毎秒 570トン、内川ダム地点で毎秒 440トンということに想定をしております。
犀川ダムは、犀川総合開発事業の一環として、水資源確保と犀川の治水対策並びに水力の高度利用を図る多目的ダムとして昭和41年に完成し、上水道やかんがい用水、工業用水道の供給、発電、洪水調節等の機能を担ってまいりました。